大学院について

高度専門職コース

高度専門職コースは,修士課程修了後,法や政治に関する高度な知識を必要とする分野で活躍することを目指す方のためのコースです。各人が目指すキャリアに応じた実践力を得るため,指導教員と相談しながら,複数の研究会への参加や研究科共通科目(法務専攻との共通科目)の履修,社会における具体的な法的・政策的課題を基に実践的な研究活動を行いレポートにまとめる「プロジェクト研究」の履修などを含め,各院生の希望に寄り添ったオーダーメード型の教育を受けられます。なお,研究科共通科目として,公務員を目指す方のための講義(政策法務,危機管理・復興法制,選挙管理法制)も設けています。

修了要件

2年以上(短期在学型は1年以上)在学し*,
法学・政治学専攻が定める要件に従い授業科目を30単位以上修得し,
修士論文又はリサーチペーパーの審査に合格すること。
*「2年」以上在学の要件は,優れた業績を挙げた等一定の基準を満たした場合は「1年」以上になります。

修了要件や授業科目の詳細は法学・政治学専攻教務関係細則で確認して下さい。

取得できる学位

修士(法学)または修士(政治学)

知的財産・リスク管理プログラム

2025年4月より、高度専門職コースの下に「知的財産・リスク管理プログラム」を新設します。

法学研究科では、知的財産に対する社会的ニーズの飛躍的増大に対応し、知的財産分野の第一線で活躍する実務家を講師として知的財産法制について幅広く、かつ深く学べるプログラムを開講することとしました。本プログラムでは、知的財産に関する法律や実務の基本を学び、創作者や企業の正当な権利と利益を守りながら、地域の産業や文化を支える人材を育成します。また、企業が直面する法的なリスクを予防・解決するために必要な知識を学べる授業も設けており、企業法務に携わる方にとっても役立つ内容となっています。

概要説明 (pdf)

主な授業科目

  • 知的財産法:特許法と著作権法の基本的枠組み
  • 地域振興のためのアートと法:著作権法、意匠法、不正競争防止法、商標法、フリーランス法等など、創作者の権利・利益を守るための法律等
  • 農水知財と地域振興:種苗法、商品の国際競争力強化(GI含む)、商標法、不正競争防止法、地域産品のブランド化に関する法律、畜産に関わる法律等
  • 中小企業法務:コンプライアンス、機関法務(ガバナンス)、債権管理・回収、労務、契約法務、事業承継等
  • ビジネス法務:企業における法務の位置づけ、企業法務のミッション、企業を取り巻く様々なリスクとリスク管理

「科目等履修生」(リスキリングプログラム)

上記科目を含め、本学の科目を1科目から「科目等履修生」として履修できます。手続きについては本学Webを御覧ください。