法学類について

法学類

法学類について

法学類公認サークル

法学類公認サークル

法学類公認サークルは、法学類での法学・政治学の勉強を踏まえて、それをさらに深化させるような活動を、正課外で主体的・組織的に行なう法学類生を主体とする団体です。法学類生は、どちらかというと座学が中心になりがちですが、勉強したことを使って、実践的・体験的な様々な活動をする機会をふんだんに提供している点で、法学類における教育、研究上とても有益であることから、法学類として活動に種々の便宜を図っています。

このように、学務部が所轄する文化系のサークル・体育系の部活や、その他の同好会・クラブ的なサークルとはやや異なり、一見すると堅苦しいイメージを持つ人もいるかもしれませんが、学生の自主的な活動がベースになっていることは、ふつうにイメージされるサークルや部活と変わりません。むしろ、サークル内部で仲良く楽しく活動をすることだけに止まらず、学内外を通じて、様々な分野の人と関わりを持ち、日ごろの勉強の成果を試す機会がたくさんあります。それは、法学類における勉強の中心にある、法学・政治学が社会の様々なところと関わりをもつ学問領域であることを反映したものといえるでしょう。

以下は、各法学類公認サークルの紹介です。活動への参加等、詳細については直接、各団体に問い合わせて下さい。

金沢法友会

守山中学校出張授業

金沢法友会は,サークル活動にプロジェクト方式を採用しています。プロジェクト方式とは,法学類における日頃の勉強を踏まえ,学内外を問わず社会的に価値があり,自分がやりたいと考える活動の案を,学年に関係なく作成し,これをサークルの運営主体である部会に提出し,採用されると参加者を募り活動していくというもので,現在,法教育,模擬裁判の2つがプロジェクトとして採用されています。

法教育は,中高生を対象とする法やルールに関する授業の教材を作成し,授業を実践する取組みです。法学類ウィークエンドロースクールにおけるセミナーを提供しているほか,学校単位でのセミナーも提供しています(2023年度の提供先:滋賀県立虎姫高校,岐阜県立関高校,石川県立金沢錦丘高校,石川県立小松明峰高校,滋賀県立守山中学校(出前講座))。また,同じく法学を学ぶ学生による法教育の実践活動をされている岡山大学法友会と年に2回の交流の場をもち,それぞれの作成した教材の検討や授業実践の成果共有をしています。さらに、全国規模の学会(法と教育学会)で成果を報告し,他大学の教員や法科大学院生,弁護士,教育関係者とも意見を交換するなど,全国レベルで通用する活動をしています。

模擬裁判は,裁判劇を制作・上演するとともに,参加者が大学生と一緒に判決を検討する評議を組み合わせた取り組みです。法学類ウィークエンドロースクールにおけるセミナーを提供しているほか,東北大学模擬裁判実行委員会との交流をしています。

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法律相談所

法律相談所

法律相談所の最も重要な活動内容は,一般市民の方々からの,民事に関する法律相談を無料で受けることです。ふだんの講義や教科書を通じてでも法律を学ぶことはできます。しかし,法律相談では,講義や教科書とは異なり,相談人の語る具体的な事実関係から,法律問題を発見し,講義や教科書を通じて学んだことを応用して,その解決案を提示しなければいけません。一般市民の方々の不安や疑問を解消することができるかどうかは,私たちの努力次第であり,それが法律相談所所員の活動の原動力となっています。

日常の活動として,毎週火曜日の5限以降に行なう「民法研究会(民研)」があります。この研究会は,1年生と2・3年生がともに学習することを通して,相談を受けるために必要な法的知識を身につけるものです。また,2・3年生になると毎週土曜日にも,民研で使うレジュメ(プリント)を検討しあう「レジュメ検討会」,過去に受けた相談を検討しあう「カルテ研究会」,自分たちで相談の予行練習をする「模擬法律相談」,という活動をします。これらの活動を通して,素早くそして的確に解決案を出せるよう努力しています。

おもな法律相談会は,次のとおりです(2024年度)。

市内法律相談(毎月1回) 石川県立図書館で開催。
開学記念法律相談(6月) 金沢大学開学記念日ころに金沢市内で開催。
出張法律相談  北陸三県各地の自治体のご協力により随時開催。

なお,相談の際には,毎回,法学類・法科大学院の先生が来てくださり,私たちの回答をチェックして下さったり,アドバイスを頂いたりしています。

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模擬国連北陸支部

模擬国連

週一回行なわれる通常活動では,国際問題に関するディスカッションや勉強会を行なったり,合宿などの事前準備をしています。会議では,実際の国連会議の形式を用いて,各国の大使に扮して,議論や交渉を行ないます。それにより国際問題について体感的に知識を深めることができます。また,年に数回開催される全国規模の大会に参加することにより,様々な大学の学生と交流をすることができます。北陸支部でも,その中の一つの大会を毎年開催しています。

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金沢ディベートサークル

金沢ディベートサークル

金沢ディベートサークルでは「ディベート」という議論の方法を通じて,様々な論題について話し合っています。具体的には,『最低賃金を大幅に引き上げるべきか』・『ライドシェアサービスを合法化すべきか』などの「政策論題」や『科学は人類を幸福にするか』という「価値論題」も扱っています。

2023年度は,上智大学で行われた大学生のディベート大会(CoDA)を見学させていただき,また,地域への貢献として,北陸地区の中学・高校生への指導も行いました。

ディベートの活動を通して,現代社会における経済・政治分野の論点理解が深まるのはもちろん,近年その重要性が高まっている論理的思考力やクリティカルシンキング,更には人前で話す能力(プレゼンテーション力)が磨かれます。

少しでも興味を持たれた方は,是非活動に足を運んでみてください!

金沢市選挙サポーターE7(イーナ)

金沢市選挙サポーターE7(イーナ)は、若者の政治意識の向上を目指し、選挙啓発活動を企画・実践する学生団体です。近年、若者の“政治離れ”が騒がれ、投票率も低下傾向にあります。この現状を打開するべく、E7は2016年に設立されました。そしてE7は、2017年度より金沢大学支部を新設し、法学類の公認サークルとして活動の幅を広げることになりました。

E7_picuture

主な活動内容は、主権者教育と選挙啓発です。主権者教育とは、選挙の意義や仕組みを学ぶことで、主権者としての意識を醸成する教育です。昨年度は、中学校・高校・特別支援学校にて、それぞれの生徒に合わせた授業を考え、実践してきました。選挙啓発活動では、街頭啓発の実施や、啓発グッズ作成、学祭での啓発活動などを行ってきました。

E7の特徴は、金沢市選挙管理委員会と連携して活動している点です。そのため、大学のサークルの枠に留まらない、大きなプロジェクトが実現可能です。また、全国の選挙啓発団体と交流する機会もあり、お互いに協力しながら、選挙と向き合っています。

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