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第55回みずほ学術財団懸賞論文で受賞

第55回みずほ学術財団懸賞論文で受賞

法学類卒業生の酒井陽子さんが、第55回みずほ学術振興財団懸賞論文において、「法律の部・学生グループ」にて3等を受賞しました。

みずほ学術振興財団は,日本の未来を担う若い世代を対象に,学術研究の奨励・支援を目的としており,法律・経済分野での懸賞論文を募集し,入選者に学術奨励金を贈呈しています。

今回、法律の部においては、酒井さんが応募された「学生グループ」では6名が入選し、1等の該当者はありませんでした。

今回の入選論文で、酒井さんはクラウド・ファンディングの法的規制について検討されました。そこでは、クラウド・ファンディングの形態に応じた分類を示したうえで、各分類と我が国の金融商品取引法との整合性について検討されました。

酒井さんの入選論文について、指導教員の永江准教授は「クラウド・ファンディングは、IT技術の進展に伴って発生した資金調達手法であり、とりわけ地域社会における活動にとって、企業のみならずあらゆる組織団体に新たな資金調達の可能性を提供するものである。その意味で大きな将来性を感じさせる重要なシステムであると言えるが、他方で詐欺的な利用によって、被害が広範に及ぶ危険性が指摘される。本論文では、このような最先端の問題であると共に金融商品取引法という難しいジャンルについて、米国における議論まで参照し挑戦した意欲的な論文と評価される」とコメントされておられます。