2014年1月10日、人社2号館第一会議室において民事法研究会を開催し、台湾・政治大学法学院の陳洸岳先生に「台湾における生活妨害の民事的救済」という論題の報告をしていただきました。

陳先生は、台湾民法典の成立経緯を、日本民法からの影響を含めて紹介された後に、騒音・振動・悪臭等の生活妨害に対する損害賠償・差止の請求に関する判例の紹介、分析を分かりやすく行ってくださいました。

ご報告に続けて本学法務研究科の樫見由美子教員が、日本民法の成立経緯をふまえた日本・台湾の学説や判例の相違等に関してコメントをし、さらに、参加者からの質疑応答も行われました。

当日は政治大学からの交換留学生、同大学出身の大学院生や、政治大学への交換留学を希望している法学類生が参加するなど、両校関係者の交流を深める良い機会ともなりました。