11月2日、公認サークル「金沢法友会」は、滋賀県立虎姫高校にZoomを使用したリモート形式での法教育セミナー「オンライン・ロースクール」を提供し、23人の高校生が参加しました。法友会では、過去10年近く、対面・グループワーク主体の法教育実践を継続してきましたが、コロナ禍の影響で、当面実施困難な状況となりました。一時は活動の存続自体も懸念されていましたが、学生は、これまでの蓄積を基盤として、どのようなことができるかの議論を重ね、このほど虎姫高校のご厚意で、リモート形式でセミナーが実現しました。 今回は、数年前に対面での使用を前提として作成した、多数決について理解を深める教材をリモートで実施できるようにアレンジして提供しました。通信環境の問題や、ブレークアウトセッションにおけるファシリテーションの困難さなど，リモート特有の難しさにも直面しましたが、高校の先生方のサポートもいただき、無事に終了することができました。 法友会では、今回の実践を通じて明らかになった課題を解決してリモート形式でのセミナーを提供するノウハウを確立させるとともに、リモート形式を前提とした新たな教材の開発にも取り組むことを計画しています。