12/16 シンポジウム「ヘイト・スピーチはどこまで規制できるか」開催
12月16日、しいのき迎賓館ガーデン・ルームで、シンポジウム「ヘイト・スピーチはどこまで規制できるか」(金沢大学基礎法研究会主催、法学類・法学系・北陸公法判例研究会共催)が開催されました。基調講演に、日本でもヘイト・スピーチに関する著書が翻訳されている政治学者、エリック・ブライシュ教授を迎え、ヘイト・スピーチの定義が論者によって一様ではないこと、国によって対処の方法が異なることについて、理解を深めました。また、実務家からの報告として、在特会事件を担当された冨増四季弁護士、憲法学者の立場から、駒村圭吾教授、奈須祐治教授に報告していただきました。
当日は、金沢大学の教職員及び学生を始め、全国からも多数の研究者、大学院生が参加しました。また、全報告者が英語で報告を行い、大阪市ヘイト・スピーチ条例や、いわゆるヘイト・スピーチ解消法の英訳も資料として配布されました。これはブライシュ教授との意見交換を活発にするため、また金沢大学の研究・教育のグローバル化の一環として行われたものです。学部学生にとっては、英語による専門的な研究報告を聞く、良い機会となりました。