金沢大学・九州大学国際私法合同ゼミを開催
9月28日から30日までの3日間にわたり、金沢大学法学類国際私法・国際取引法ゼミ(羽賀由利子教員)と九州大学法学部国際私法ゼミ(河野俊行教授)による国際私法合同ゼミが行われました。
3回目を迎えた今回は、研究報告に加え事例問題にも取り組み、今まで以上に充実した内容となりました。研究報告においては大学混合で4つのグループに分かれ、相殺、船舶の衝突、当事者自治、債権質というそれぞれのテーマについて報告と質疑応答を行いました。内容は各グループ個性的で、幅広い知識が身に付きました。
さらに大学対抗の事例問題討論会においては、それぞれ親族法分野と取引法分野の2チームに分かれて司法試験レベルの問題を解き、それについての討論を行いました。同じ問題に取り組みながらも大学ごとにアプローチが異なり、新たな発見のある有意義なものとなりました。なお、この討論会では学生による相互評価で採点を行い、金沢大学の親族法チームが最高点を獲得しました。
国際私法の勉強だけではなく、2日目には金沢市内の各所を見学することで、金沢の文化や歴史を感じることができました。さらに3日目には白川郷・五箇山を訪れ、国際記念物遺跡会議(ICOMOS)の副会長でもある河野教授による文化遺産のレクチャーを受けました。
企画から運営までを学生たちが協力して行う中で困難もありましたが、他大学との交流を通して日々の生活では思いつかない考えや知識に触れることのできる貴重な経験となりました。