法学類月報第138号を発行
法学類月報は、広報委員会および学生ボランティアの協力により、法学類の最近のトピックやコラム、エッセイなどを通じて法学類の「今」を関係者の皆様にお伝えするものです。
※試行的にhtml版を直接掲載しています。PDF版はページ下部のリンクからご利用いただけます。

2025年も残すところあと少しですね。目標を達成できたという人もいれば、目標に届かなかったという人もいるでしょう。どちらの人も1年間頑張った自分をほめてあげてください!今号は三浦先生のエッセイ、好評につき第二弾「突撃!となりの研究室」、いつもお世話になっている法学類教務・学生支援担当による寄稿です。
教員エッセイ 第93回 三浦久德(法科大学院/倒産法・労働法)
NHKの大河ドラマで、蔦重が、老中松平定信に、「人は正しいことをしたいのではなく、楽しいことをしたいのだ」と言い放ちました。これを見て私は、自分は楽しいことをしてきたのだろうかと考えてしまいました。私は、大学3年生で商法のゼミに入り、自分も企業に就職して給料で生活をしていくと思っていましたが、今、私は弁護士25年目です。弁護士は自営業者ですので、収入から家賃や事務員給与を支払うといった、経営面での気苦労があります。他方、大学卒業後に就職していればそのような気苦労はなかったのだろうかと考えます。
最近、私が法律顧問をする県内の中小企業の経営者から、会社の経営を担ってくれそうな社員が少ないという相談が多いです。社員側は、自分の生活上の楽しみを大切にする生き方をしているのだと思います。ただ、どうでしょうか?仕事で「楽」をするのではなく、仕事を「楽しむ」という生き方もあるのではと思うのです。経営し、利益を生み出さないと組織は生き残れません。今後、定年が70歳まで延長されるなどで長く働くことができると思われますが、現在の健康寿命は男性が約72歳、女性が約75歳です。皆さんは、「楽しい」人生を送るために、どのように働こうと思うでしょうか?また、いつまで働こうと思うでしょうか?もうすぐ56歳の私は、そろそろ仕事は後進に譲り、数年前に始めた太極拳を楽しみ、極めてみようかと考えています。

突撃!となりの研究室
早くも好評をいただいているこのコーナー。もし突撃してほしい先生のお部屋があったら、お知らせくださいね。
Ep.2 森廣祐也先生の場合
① 研究者としての原点
学部生時代のゼミ論文集を今でも⼤事に保管している。元々関心があった憲法ゼミのサブゼミとして、曜日が被らない⾏政法ゼミに⼊ったところ、気がつけば憲法ではなく行政法の研究者になっていた。ゼミ論文の執筆を通して、学問としての法学の奥深さを知った。

② 黄色は好き、オレンジはお断り
⼦どものころから大の阪神ファン。きっかけは巨⼈ファンの⽗親への対抗⼼からという説もある。⼤学時代を過ごした福岡にはホークスの本拠地である PayPay ドームがあり、交流戦の際にはホークスファンの友人と別れて、ただ一人ビジター席で応援していたという。

③ 息抜きは料理、豆板醤は多め
週末に 1 週間分のおかずを作り置きしている。和洋中バランスよく何でも作れるが、得意料理はパスタと回鍋⾁。自分で作った麻婆豆腐が辛すぎて、汗だくになって食べることもしばしば。本棚にこっそりパスタの本も置いてある。

寄稿
不定期で連載しておりますこの企画、学生課で法学類の教務・学生支援担当をなさっている職員のMさんの紹介です。
◆法学類の教務・学生支援担当
人間社会系事務部学生課教務・学生支援担当の法学類担当です。中途採用枠で母校である金沢大学に入職し、現在2年目になります。前職がぶっちぎりのブラック企業だったのですが、現在同僚にも上司にも法学類の先生方にも職場環境にも大変恵まれ、生き生きと仕事に邁進しております。
現在の業務は法学類の専門科目を中心に法学類生の入学から卒業までを担当しています。よく窓口で相談される学生さんから「こんなことで相談してよいのかわからなくて…」と言われるのですが、学生さんが思う「こんなこと」は大抵よく相談を受けている内容なので、軽い気持ちで質問しにきてください。共通教育科目や奨学金などは違う窓口を案内することもありますが、邪険にすることはありませんので「窓口が分からないので来ました」でももちろん大丈夫です。なお、よくある質問の、「私は卒業できますか?」には回答することはできませんが、「卒業要件を△△と認識しているのですがこれで合っていますか?」という個別の質問は回答できます。言葉のあやですね。
また、最近は窓口の業務効率化のため、人社学生課窓口に受付用タブレットが設置されています。法学類生はボタンに迷ったらとりあえず「法学類教務」を押してください。
みなさんの大学生活が実り多いものになりますよう陰ながら応援しています(なのでポータルで件名に【法学類】と書いてあるメッセージは読んでほしいです。「※要返信!※」とかついているものも返信してほしいです。よろしくお願いします)。

実は国際学類の
卒業生です
- 法学類の学生、卒業生、教員に関係するイベント等の情報を、ぜひお寄せください。
- 関係者の皆様のご寄稿を歓迎します。採用された方には、法学類グッズを進呈します。
- 本誌のバックナンバーは、金沢大学法学類Webサイト(https://law.w3.kanazawa-u.ac.jp/category/brochure/geppo)に掲載していますのでご覧ください
- また、メールでの定期配信(無料)をご希望の方は、金沢大学人間社会系事務部学生課 (n-kyomu※adm.kanazawa-u.ac.jp)までお申し込みください(※マークをアットマークに変更してご利用ください)。
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