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法学類月報第125号を発行

法学類月報第125号を発行

法学類月報は、広報委員会および学生ボランティアの協力により、法学類の最近のトピックやコラム、エッセイなどを通じて法学類の「今」を関係者の皆様にお伝えするものです。

※試行的にhtml版を直接掲載しています。PDF版はページ下部のリンクからご利用いただけます。


すっかり寒くなりましたね。角間に出没するという熊や「珍獣」には気をつけましょう。今号は、9月に着任された森廣先生のエッセイ、社会保障法合同ゼミのレポート、就職活動体験記です。


教員エッセイ:第82回 森廣祐也(行政法)

9月1日付で着任しました、森廣祐也です。法学類では主に行政法を担当します。

着任した初日に、心優しいG田先生がアカンサスポータルの使い方を説明してくださりました。無事ログインに成功した後、最初に教えていただいたページは「くま警報」。普通であれば熊出没注意!で済む話ですが、大学から家まで「帰宅ラン」をする私にとっては大問題。なぜわざわざ「帰宅ラン」をするかというと、私の趣味はマラソンだからです。

私が走り始めたきっかけは、法科大学院で共に学んでいた市民ランナーの同級生からの誘いです。当初の目標は法科大学院の友人達と函館観光も兼ねて参加するハーフマラソンの完走でした。大会当日は足が攣りかけながらも必死にゴールへ駆け込み、無事完走!しかし、ゴール後に感じたのは達成感以上に物足りなさでした。もっと楽に走りたい、もっと景色を楽しみたい、もっと良い記録を出したい…etc.気づけば翌年には初のフルマラソン完走、今では朝15キロのジョギングが日課となり、函館を一緒に走った友人達とはマラソンチームを結成して全国を駆け巡っています。

そんな私の現在の目標は、市民ランナー憧れのフルマラソン3時間切り(サブ3)です。サブ3まではあと12分。目標達成に向けて練習量を増やすべく「帰宅ラン」を始めたのですが、熊対策で熊鈴を鳴らしながら、暗闇の中ライトをつけて坂を走る人間は、熊から見ても不気味な珍獣かもしれません。新たに「角間の生き物たち」(法学類月報111号)に加わった珍獣を目撃した際は、くれぐれも通報せずに温かい目で見守っていただけると嬉しいです。

神戸マラソン2024にて。最後の激坂を超えた先にある神戸大橋からの絶景に感動しました!

 

最近の出来事から:9大学が集う社会保障法合同ゼミに参加

社会保障法ゼミは、9月15日、16日に9大学16グループの学生が集う合同ゼミに参加した。「災害と社会保障」という共通テーマのもと、一巡毎に3グループずつが同時に発表し、参加者は興味のあるグループのスペースに行くという形式で行われた。平成30年の西日本豪雨災害の被災者への聞き取り調査を行ったものや、発表の中に寸劇を交えるなどの工夫を凝らしたものなど、どれも興味深く、全てを聴くことができないことが惜しいほどだった。

私たちは「被災地の事業再建」と「災害時の医療体制」について発表した。その後のディスカッションでは、例えばDPAT(被災者への精神医療を行う専門チーム)の認知度向上案という議題において、SNSでの広報や自治体での普及活動などが挙げられたが、「愛称の設定」という当初予想していなかったトピックで積極的な議論が飛び交う場面もあった。

夜には、バーベキューや花火などのレクリエーションがあり、その際、能登でボランティア経験のある先生とお話しする機会があった。被災者の間でも記憶の風化現象が起こる中、現場での「被災記録」が大変重要であること、能登地震の写真集を出版している人がいるという話、被災地で汚損してしまった家族写真を修復する話、が非常に印象に残った。

今回の合同ゼミは他大学との交流ができる貴重な体験であったとともに、今後、自分の学びたいことについて考える上で大いに刺激になった。今後の学生生活では少しでもこの経験を活かせるよう努力したい。

 

法学類3年 T. Y.

 

「就職活動を通じて感じたこと」

私は来年の4月から霞が関で働く予定です。これまでの就職活動を通じて実感したことは、大学生活において様々な活動を経験することの大切さです。私自身サークルの幹部を2年間務め、組織の中で上に立つ経験をしました。思ってもみなかった自分の性格、得意なこと苦手なことを知ることができ、自己分析が大事だといわれる就職活動においても大いに役立ったと感じています。

インターンシップも就活における自分の軸や興味を見つける上で非常に大事だと感じました。自分自身にあった就職先に進むためにも志望度にかかわらず少しでも興味のあるものには参加することをおすすめします。

公務員試験は専⾨試験も含めると科⽬数が多いので効率的に勉強を進められるよう⼯夫することが必要だと感じました。得点源になる科⽬とそうではない科⽬で対策にかける時間配分を考えることが⼤事だと思います。

面接においては模擬面接はじめ様々な対策は必要不可欠だと思いますが、面接本番は面接官と「会話すること」が何より大事だと感じました。想定外の質問が出てきたとき、用意していたものを出そうとするとどうしても答えに詰まってしまいますが、聞かれたことに答えよう、と意識すると上手くいくケースが多かったように感じます。

私の経験が、読んでくださっている誰かの参考になれば幸いです。最後に、私の人生を決める大切な就職活動の期間において支えてくださったみなさまに心より感謝申し上げます。

法学類4年 T. M.


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