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法学類月報第123号を発行

法学類月報第123号を発行

法学類月報は、広報委員会および学生ボランティアの協力により、法学類の最近のトピックやコラム、エッセイなどを通じて法学類の「今」を関係者の皆様にお伝えするものです。

※試行的にhtml版を直接掲載しています。PDF版はページ下部のリンクからご利用いただけます。


夏休みが終わり、第3クォーターが始まりますね。みなさん夏休みはどのように過ごしましたか。帰省、資格試験の勉強、部活やサークル活動など、充実した夏になったでしょうか。今号は、河合先生の異動のご挨拶、金沢法友会の活動報告(前編)、陸上部の髙田佳奈さんへのインタビューです。


教員エッセイ:第80回 河合晃一先生(行政学)

2024年8月末をもちまして金沢大学を退職しました河合です。在職時には、多くの皆さまに大変お世話になりました。改めて御礼申し上げます。

行政学者という立場から振り返れば、金沢大学へ着任してからの約7年半の間に、行政の世界にもいくつのかの大きな変化が生じたように思います。その一つがデジタル化の進展です。日本の行政におけるデジタル化の取組は2000年代後半まで非常に低調でした。しかし、第三次AIブームの到来やコロナ禍によって、業務のDXだけでなく、市民が利用する行政手続のオンライン化が大幅に進展しました。また、法律によって国や自治体はオープンデータに取り組むことが義務付けられたため、行政が保有する情報のオープンデータ化も着実に進み始めています。

北陸の自治体には、このようなデジタル化に関する先進的取組を観察するにあたっての好事例が少なくありません。金沢市では2019年からデジタル化を本格的に推進し、様々な取組がなされています。また、福井県の鯖江市は、日本で初めてオープンデータに取組んだ自治体です。金沢市と鯖江市の関係者には、デジタル化のテーマでインタビューをさせていただいたり、大学の授業でご講演をしていただくなど、大変お世話になりました。行政学者としては、今後も北陸からは目が離せないと思っています。

退職後も金沢の地で学んだことを生かしながら、また、これまでの多くのご縁を大切に、引き続き精進していきたいと思います。今後ともよろしくお願い致します。

越前蟹の思い出

公認サークル:「法と教育学会&社会見学(金沢法友会)」前編

公認サークル「金沢法友会」は、法教育の教材を作成し、ウィークエンドロースクール等のセミナーを企画・運営していることから、毎年「法と教育学会」への参加を重要な活動のひとつとしています。近年は聴講がメインとなっていましたが、今年は学生が分科会の司会補助として働く機会もいただき、運営側にコミットする経験をさせてもらいました(謝礼金で旅費の一部を賄うこともでき一石二鳥でした)。

動きの遅い台風10号の影響をもろに受け、参加者の欠席が相次いだり、プログラムの一部が取止めになったりもした今回の学会では、運営をお手伝いする学生にも臨機応変な対応が求められました。事務局からは後日、とても礼儀正しくテキパキと動いてくださって助かりました、という謝辞をいただきましたが、学会という慣れない場所でも気後れせずに仕事ができたことは、よい経験になったことだろうと思います。

福本知行(教授・金沢法友会顧問)

 

Interview!:「陸上部と法学類と私」

金沢大学陸上部には、北信越で優勝を争うレベルの学生が多く在籍していることをご存じでしょうか。去る8月、その中で法学類に所属する髙田佳奈さんに話を聞いてみました。

・髙田さんは北信越学生陸上競技選手権大会の女子200m400mの部で1位を取るなど、素晴らしい成績を残しています。愛知県出身で高校時代から競技に打ち込んでいた髙田さんが、進学先として金沢大学を選んだのはどうしてですか?

私にとっては、競技生活と同じくらい勉強も大切だったので、将来のことを考えると金沢大学がベストだと考えました。練習環境の点では都会の私立大学には太刀打ちできないでしょうけど、その中で効果的な練習の仕方を考えたり、部活と勉強のメリハリを工夫したり、ここで学生生活を送ったからこそ身につけられたことも多いです。法学の勉強は確かに大変ですが、勉強を頑張った時期には陸上の成績も上がったんです、不思議なことに(笑)

・4年生ですが就職活動はどうですか?

民間も公務員も進路としては魅力的です。法学類でいろいろな分野の面白さを学んだことによって、やりたい仕事の選択肢が増えて少し困っています。就職活動では、法学科目の土台があることは強みですし、論述問題の多い試験を乗り越えてきた経験がとても役立っていると感じます。

・学生生活を振り返って良かったと思う点はありますか?

「金沢」という土地自体が、学生街もあるし観光も手軽にできるし、住んでみて安全だし、とても良かったと思います。地元を離れて一人暮らしをしたこともあり、心身ともに鍛えられました。切磋琢磨できる仲間がいたことも大きかったです。

・インタビューを受けていただきありがとうございました。

教員人事のお知らせ

8月31日付で、法学類の河合晃一准教授(行政学)が筑波大学人文社会系へ異動されました。

9月1日付で、法学類に岩城円花講師(商法)、森廣祐也講師(行政法)が着任されました。


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  • 関係者の皆様のご寄稿を歓迎します。採用された方には、法学類グッズを進呈します。
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