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法学類月報第107号を発行

法学類月報第107号を発行

法学類月報は、広報委員会および学生ボランティアの協力により、法学類の最近のトピックやコラム、エッセイなどを通じて法学類の「今」を関係者の皆様にお伝えするものです。

※試行的にhtml版を直接掲載しています。PDF版はページ下部のリンクからご利用いただけます。


卒業⽣の皆さん、ご卒業おめでとうございます。今号は新たな旅⽴ちを迎えた皆さんへの中村先⽣からのメッセージと、先日の学生動画コンテストで受賞された2チームから、お二方へのインタビューをお届けします。力作の受賞動画もぜひご覧ください。

 

卒業に寄せて:
中村正人先生(法学類長)

卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。この春から(大学院に進学してまだ学生を続ける方もいらっしゃいますが)社会人となる皆さんに対して、お伝えしておきたいことがあります。

私が常々疑問に思っている言葉に、人生の「勝ち組」「負け組」というのがあります。恐らく有名な企業に就職して高収入を得て裕福な暮らしをできた人が「勝ち組」、そうでない人が「負け組」ということなのだと思いますが、これって何だか変ではありませんか。

勝負における勝ち負けを判定するためには、事前に「勝利条件」というのが設定されていることが前提で、その条件を満たせば「勝ち」、満たせなければ「負け」ということになるはずですが、そもそも人生に「勝利条件」などというものは設定されていないはずです。強いて言えば、人生の「勝利条件」は各自が勝手に設定すればよいものなので、客観的に見てあまり恵まれた環境にいなくても、その人が満足していれば(「勝利条件」を満たしていると考えれば)それは「勝ち」なのであり、逆にいかに恵まれた環境にいても、本人が満足していなければそれは「負け」ということになります。すなわち、人生における「勝ち」「負け」は極めて主観的なものであるということです。

それにもかかわらず、「勝ち組」「負け組」という言葉がまことしやかに唱えられているとすれば、それは、他人の客観的な状況と比べてどうなのかを基準として勝ち負けを判断している人が世の中には多いということなのだと思います。常に他人と比較する人生は、確実に不幸なものとなります。一度きりの人生なのですから、他人の目を気にすることなく(ただし人の迷惑になるようなことはしないでください)、自分の「勝利条件」に向かってマイペースで進んで行ってください。

 

Interview!:「金沢大学第2回学生動画コンテスト」金賞&銀賞受賞!

「学生動画コンテスト(リンクはこちら)」が夏季Webキャンパスビジットにて開催され、ご参加いただいた高校生の皆さんの投票により、今年度は、法学類生を代表者とするチームが、なんと金賞と銀賞を受賞しました!「金大生の目線から金大を紹介する動画の魅力を競う」というコンセプトで開かれたこのコンテスト、受賞チーム代表者にお話を伺いました。


【金賞】金沢大学を歩こう(こちらで作品をご覧いただけます

  • Q. 受賞のお知らせを聞いた時は、どうでしたか?
    A. セリフも登場人物もない今作が受賞するとは夢にも思っていませんでした。
  • Q. 受賞作は、金沢大学のキャンパスをひたすら歩いて紹介していく構成ですね。タイムラプスやGoogle Earthも活用されています。
    A. 動画を見た人が、まるで実際にキャンパスを歩いているかのように感じられるよう、考えた結果です。各キャンパスの移動もひとつなぎに表現することで臨場感を演出することが目的でした。音楽に合わせて動画だけでなく静止画も取り入れて、メリハリがあって飽きさせない作りになっています。軽快さがこの動画のウリです。
  • Q. 看護実習室や保健学類、医学類の白衣の学生を紹介している場面が印象的でした。
    A. 「大学生目線で見て新鮮さがあるか」を基準に、他学類のメンバーと意見交流をして珍しいと思ったものをピックアップして撮影しました。私のような法学類生が白衣を新鮮に感じるのと同様に、黒表紙に金文字の本が並ぶ法学類図書室は他学類生からは新鮮だと評価を受けました(笑)
  • Q. ご自分が好きだなぁと思う金沢大学の時間は?
    A. 動画では紹介していなかったのですが、自然研のカフェ丹でコーヒープリンを食べている時間が大好きです。店内からは角間の山々を一望できるので、イチオシのお花見スポットです。

(法学類2年 M.D.)


【銀賞】金沢と金沢大学の魅力(こちらで作品をご覧いただけます

  • Q. 受賞のお知らせを聞いた時は、どうでしたか?
    A. みんなで頑張って作り上げた作品だったので、選んでいただけてとても嬉しかったです!
  • Q. 受賞作は、英語のナレーションと字幕から始まり、学生生活や金沢の街中の色々なシーンを写真で紹介していますね。
    A. 学生たちの笑顔や、楽しんでいる姿が写っている写真を使用し、パンフレットにないサークル活動のことや、金沢という街の魅力も知ってもらえれば、より金大生となった時のイメージが湧きやすいかなと思いました。インスタ等で呼びかけ、友人達から共有してもらった写真もあります。ナレーションは英語科目の先生に協力していただきました!協力してくださった方々にはとても感謝しています。
  • Q. 撮影や編集の裏話はありますか?
    A. 編集ソフトの変更やBGMの決定などにかなり苦戦しました。やっと完成した時も、容量の問題で送信できず急いで対処法を探ることになったり。ですが、メンバー全員がお互いを褒め合ったり、感謝したりと、とにかく最後まで良い雰囲気で制作を行うことができて、とても楽しかったです。
  • Q. ご自分が好きだなぁと思う金沢大学の時間は?
    A. 友人と話す他愛ない時間が好きです。また、晴れた日のキャンパスの風景は、青空がいつもよりも近くに感じられて、心も晴れやかになります。

(法学類1年 O.Y.)


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  • 関係者の皆様のご寄稿を歓迎します。採用された方には、法学類グッズを進呈します。
  • 本誌のバックナンバーは、金沢大学法学類Webサイト(https://law.w3.kanazawa-u.ac.jp/category/brochure/geppo)に掲載していますのでご覧ください
  • また、メールでの定期配信(無料)をご希望の方は、金沢大学人間社会系事務部学生課 (n-kyomu※adm.kanazawa-u.ac.jp)までお申し込みください(※マークをアットマークに変更してご利用ください)。
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  • なお、バックナンバーはこちらのページをご覧ください。
  • 第1号から第60号までの総目次を、こちらからご覧いただけます。

  • 2023年3月27日15時:動画コンテストの結果発表ページと受賞2作品へのリンクをそれぞれ追加しました。