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法学類月報第106号を発行

法学類月報第106号を発行

法学類月報は、広報委員会および学生ボランティアの協力により、法学類の最近のトピックやコラム、エッセイなどを通じて法学類の「今」を関係者の皆様にお伝えするものです。

※試行的にhtml版を直接掲載しています。PDF版はページ下部のリンクからご利用いただけます。


定期試験も終わり、学生の皆さんは春休みですね。年度末も迫った今号は、横山先生からの異動の挨拶、学生さんからの統計検定についての寄稿、先輩からの自学についての寄稿です。大学生ならではの長期休みを有効活用しておススメに乗ってみてはいかが?

 

教員エッセイ:
第66回 横山智哉先生(政治コミュニケーション論)

大学の異動に伴い3月末で金沢大学を離れることになりました。早いもので、金沢大学に3年半在籍しましたが、その大半がコロナ禍に該当します。そのため、私自身は新たな研究スタイルや教育方針の適応に多くの時間や労力を費やしました。他方で、金沢大学の学生、特にワクチンなどが開発されていない時期の新入生の方々は、これまでとは異なる大学生活への適応に多くの戸惑いを覚えたと思います。私たちがコロナ禍で経験した事柄をいつか活かせる時がきたら良いなと(楽観的にでも)思いたいものです。そして、金沢大学のすべての学生の皆様のご活躍を心の底から願うばかりです。

さて、金沢大学は本当に素晴らしい研究環境および教育環境を与えてくださり、誠に感謝しています。前者については、法学類には同じ部門の先生たちと気軽に共同研究を行える環境があり、異なる分野での実証知見や理論を学ぶ事ができたのは本当に幸せでした。また、後者については優れたゼミ生と多くの実験デザインを考案し、得られた結果について議論できたことは非常に楽しかったです。

これからも法学類の先生たちと“強い紐帯”を維持しながら、金沢大学が与えてくれた素晴らしい環境の恩返しをできたらと思います。今後ともよろしくお願いします。

最も好きな角間キャンパス内の写真の一枚

 

寄稿:「統計検定」のススメ

今これを読んでいる法学類生の諸君はデータサイエンス応用系科目を既に履修しただろうか?まだ?では、現役の法学類生である私が、よい手段を教えよう。「統計検定3級」合格による単位認定の制度である。

この制度の利点は主に3つある。1. 勉強時間の節約が(たぶん)可能 2. 過去問のダウンロードが可能 3. 任意の土曜日の受験が可能 以下、個別に説明しよう。

  1. 合格のための勉強時間は一説によれば20~30時間とあるが、数学I・Aの「データの分析」の基礎知識があればもっと少なくてもよさそうだ。私や友人の場合は4時間程度であった。今こそ、あの受験勉強のお釣りを活用するチャンスである。
  2. 専門の定期試験で実感する通り、過去問は大きなメリットだ。私の主観であるが、3級(択一問題30問ほど)に関してはネット上に掲載されている過去問だけで十分に対応できる。
  3. TOEICや漢検のように受験日程が少なくはない。自分に都合の良い日を選んで受験ができる。大学の試験期間を避けるのはもちろんのこと、長期休暇に受験すればよい。

受験料4,000円(学生価格)は軽くない負担だが、日々の予習復習、試験勉強に追われる我々の、2単位分の必修単位取得にこの制度は大変有効であろう。

※個人の感想であり合格を保障するものではありません。

(法学類2年 M. D.)

 

先輩メッセージ:「自学」のススメ(成長を止めるな!)

1991年3月に卒業し、30数年経過しました。入学当時は、まだ城内にキャンパスがあり、そこに2年半通い、残りの1年半を角間キャンパスで学びました。

在学中、勉学の方はそれなりでしたが、水泳部に所属し、主将を務めるなかで、色々なことを実体験として学びました。そうした経験が、主体性、GRIT(やり抜く力)や対人折衝、組織運営などにもつながっているのかなと思います。

経験上感じるのは、やはり勉学にも最大限の意識を傾けるべきだということです。社会人になっても学びが途絶えることはありませんが、学生時代にアカデミックな知識をしっかりと習得することは、今後の大きな強みになります。

卒業後は、群馬県庁に入庁し、行政改革、総合計画策定、選挙業務などの経験を経て、現在は自治研修センターという部署で、職員の人材育成に携わっています。在学中の皆さんにも地方公務員志望の方がいると思いますので、少し群馬県の人材育成についてご紹介します。

群馬県では、人材育成基本方針の中で、職員に求めるマインドとして、「協調性・チームワーク」、「使命感」、「成長意欲」と「始動人」という4つを掲げています。(最後の「始動人」は、総合計画に掲げた概念で、「自分の頭で未来を考え、自ら挑戦・行動していく人」という意味合いです。)

私なりの解釈として、スティーブン・R・コヴィーの「7つの習慣」と重ね合わせ、「主体性」と「相乗効果」の発揮を意識し、自らの成長を止めないことが重要と考えています。こうしたマインドを持つ人材は、群馬県に限らず、多くの自治体や企業などでウェルカムだと思います。

現在、群馬県庁では、行政職以外の職も含め70人以上の同窓の仲間が現役で働いています。在学中の皆さんの中から、一緒に群馬県の未来をつくっていく新しい仲間が誕生することをご期待申し上げて、筆を置きたいと思います。

道府県庁舎として日本一の高さ、33階建ての群馬県庁です

星野 貴俊(群馬県自治研修センター所長)


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