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法学類月報第96号を発行

法学類月報第96号を発行

法学類月報は、広報委員会および学生ボランティアの協力により、法学類の最近のトピックやコラム、エッセイなどを通じて法学類の「今」を関係者の皆様にお伝えするものです。

※試行的にhtml版を直接掲載しています。PDF版はページ下部のリンクからご利用いただけます。

※前号の記事が一部紛れているとのご指摘をいただき、修正しました。関係者の皆様、申し訳ありませんでした(2022年3月25日16時40分)。


卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。今号は新たな旅立ちを迎えた皆さんへの合田先生からのメッセージと、在学生の皆さんへの先輩からのアドバイス、そして「法学類ハンドブック」のペーパレス化について学類からのお知らせです。

 

卒業に寄せて:法学類長 合田篤子先生

卒業生のみなさん、ご卒業誠におめでとうございます。このたび卒業を迎えるみなさんは、大学生活の約半分を新型コロナウイルスの影響下で過ごしたことになります。大学では遠隔授業が原則となり、友人と共に学ぶ機会や部活動やサークル活動も制限され、食事をしながら親睦を深めるということもほぼない状況だったと思います。また、公務員試験勉強や就職活動でも大変なご苦労があったことでしょう。

花束のクリップアート

2年前には、よもやこのような状況が2年後も続いているとは思いもよりませんでした。しかし、いつまでも嘆いているばかりではいられません。新型コロナウイルスが我々の社会に与えた影響はマイナスの側面が圧倒的に多いですが、この試練のおかげで、我々はさまざまな点で鍛え上げられたともいえます。また、新型コロナウイルスは日本の政治や行政のさまざまな課題を浮き彫りにするきっかけともなりました。

これからの社会はますます複雑化し、さまざまな分野で想定外の課題にも直面することでしょう。そのためにも、これまで法学類で学んだ法学・政治学の多くの専門的知識や新型コロナ禍を通して経験してきたことを活かし、4月からは、いっそう自己研鑽に励むとともに、みなさん自身が日本社会のこの閉塞感を打破するという心意気で、社会の一員として活躍していってほしいと思います。

 

寄稿:
「継続は力なり」

私は今春から東北大学法科大学院に入学することになりました。後輩のみなさんにとって何かの役に立てばと思い、僭越ながら、本稿では私の学習方法を紹介したいと思います。

私の学習方法はとても単純なものでした。基本的には講義で配布されたレジュメや指定された教科書等を用いて学習に取り組みました。先生方の講義を聴き、時には教科書等で補いながら、オリジナルのレジュメを作成し、それを何度も読み返すようにしていました。シンプルですが継続することは案外難しく、何とかあきらめずに取り組み続けることで知識が定着したと思います。

よく森と木に例えられますが、自分がどの部分の何について学習しているかも意識していました。特に法学は情報量が多く、いつの間にか何について学んでいるかがわからなくなることも多いため、常に頭の中を整理し立体的に学ぶことを心がけました。また、私は睡眠を重視し、7時間は眠るようにしていました。何をするにも体が資本であり、体を十分に休ませることが大事ではないかと思います。

振り返ってみると、私は特別なことはしてきませんでしたが、毎日を健康に過ごし、当たり前のことを継続すれば、何事もきっとうまくいくと思います。これからも、時には息抜きもしつつ、精進していきたいと思います。

最後になりますが、ゼミ担当教員であった合田先生をはじめ多くの先生方にお世話になり、家族や友人の支えもあってここまで来ることができました。この場を借りて感謝申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。

法学類 S.

お知らせ:
「法学類ハンドブックをペーパレス化します」

「法学類ハンドブック」は、前身の「法学部ハンドブック」誕生(2006年度)から17年目の2022年度、冊子の配布を止めてLMS上でのデータ公開に移行します。

初年度の2006年は、全学的な共通教育刷新の目玉として、大学・社会生活論と初学者ゼミを新設することが決まっており、法学部も新入生とどう向き合うかが重要な課題でした。さらにその頃、学生から「履修の手引き」が分かりにくいという指摘が寄せられていました。そこで、新設科目のテキストとして使用できるだけでなく、卒業まで常時手元に置いてもらい、学生が困ったときにはそばに寄り添う、そんな冊子を学生にも協力してもらって作成し、誕生したのがハンドブックです。全学的にも、他学類の追随を許さないクオリティのものに仕上がりました。

当初、「学生を甘やかしすぎだ」といった声もあったようですが、学生を迎え入れる法学類が、法学類のローカルルールを学生に正確に伝えるべきなのは、当然のことです(「どうして法学類だけオリエンテーションが長いんだ」というつぶやきも毎年ありますが……)。ハンドブックは、「法学類の常識」をいち早く知らせることで無用な戸惑いをなくすとともに、法学類での主体的学習の意味と、それをサポートするために用意されている仕組み・仕掛けとを紹介するものです。毎年のように行われる制度改変を反映させるメンテナンスを続けてきた結果、陳腐化することなく、今や法学類のインフラ、水や空気のような存在になりました。皆さん、これからもご愛読・ご活用ください。

過去16年分のハンドブック&2013年からの第2別冊画像

過去16年分のハンドブック&2013年からの第2別冊

福本知行(ハンドブック編集担当)

 


  • 法学類の学生、卒業生、教員に関係するイベント等の情報を、ぜひお寄せください。
  • 関係者の皆様のご寄稿を歓迎します。採用された方には、法学類グッズを進呈します。
  • 本誌のバックナンバーは、金沢大学法学類Webサイトに掲載していますのでご覧ください
    (https://law.w3.kanazawa-u.ac.jp/category/brochure/geppo)
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