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法学類月報第94号を発行

法学類月報第94号を発行

法学類月報は、広報委員会および学生ボランティアの協力により、法学類の最近のトピックやコラム、エッセイなどを通じて法学類の「今」を関係者の皆様にお伝えするものです。

※試行的にhtml版を直接掲載しています。PDF版はページ下部のリンクからご利用いただけます。


2022年の法学類月報は洪先生のエッセイ、合同ゼミの報告、編集後記でスタートです。洪先生は中尉だったんですね。中尉といえばエマさんと同階級ですね…でわかる同僚、一人は思い当たります。閑話休題。無事に退役されて本当によかったです。今年は去年よりも少しは世界が平和にな(って月報にも日々の徒然の寄稿が集ま)りますように。

 

教員エッセイ:第57回 軍隊経験がのこしてくれたもの
洪淳康先生(経済法)

もう2022年となったが、2021年は自分が韓国空軍を除隊して20年になった年である。1998年3月16日に基本軍事訓練団士官教育隊に入隊し、約14週間の訓練(以下、訓練期間)を受け、1998年7月1日付で空軍少尉、1999年7月1日付で空軍中尉、2001年6月30日に除隊となった。

訓練期間の後は、人事行政分野に関してさらに1か月、教育を受け、そのあと、いくつかの部隊での勤務を経て、最後はソウル近郊の航空部隊で行政課長として除隊を迎えた。今となっては当時習った軍事知識は時間とともに忘れたが、訓練期間に覚えてしまった「走る喜び」は今でも夜のジョギング習慣として残っている。

入隊までは走ることに興味がなかったが、一夜にして環境が変わり、最初は何も持たない状態で、3週間目からは捧げ銃(約2.9キログラム)の状態を保ったまま、5週間目からは完全武装(20キロ程度の荷物+自動小銃)状態で毎日最低でも5キロを走らされると、最初は何度も落ちこぼれそうになったが、いつの日からか、走るきつさが快感に変わり、訓練期間の終了時には、10キロを走らされてもなんとかついていけるようになっていた。

そのため、除隊後、現在まで週2回か、3回、1時間程度、夜、ジョギングをする習慣が身についてしまっている。面倒な時もあるが、走りながらその日あったことの反省や翌日以降の計画を練ると、あっという間に1時間が経つ。もう一度訓練期間を再体験することはお断りしたいが、「走る喜び」はこれからも大事にしていきたい。

当時の韓国軍戦闘服(画像は洪先生提供)

 

最近の出来事から:
「オンラインならではの3大学合同ゼミ」

12月上旬、金沢大学法学類石尾ゼミは、日本大学、香川大学との合同ゼミを行いました。石尾ゼミにとっては、これが初めての他大学との合同ゼミとなります。あいにく準備期間がテスト期間と被ってしまい、異例の速さで仕上げたレジュメと共に挑んだ当日、どうなることかと不安でしたが、それとは裏腹に上手く進めることができました。火事場の馬鹿力を体感したような気がします。

合同ゼミといえば、なかなか関わる機会のない他大学生との交流が魅力だったりします。今回は、レジュメの構成、役割分担の違いはもちろん、大学の文化、立地の違いなどを知ることができ、とても有意義な時間となりました。(日本大学は隣に東京ドームがあるそうです、いいなぁ)

昨今のコロナ事情もあり、今回の合同ゼミは遠隔での開催でした。コロナと聞くだけで気が滅入りますが、遠隔というのは案外良いこともあったりします。特に今回は日本大学、香川大学、そして金沢大学での合同ゼミであり、実際に集まるとなると大変だったのではと思われます。
しかし、やはりトラブルはつきもの。事件が起こったのは合同ゼミ終了後の懇親会、始まりは一人の他大学生のある発言でした。

「ところで石尾君って何歳なの?」

一見何気ない発言、しかし彼は大きな勘違いをしています。我がゼミの誇るベビーフェイス、「石尾君」こと石尾智久は残念ながら学生ではなく我がゼミの先生なのでした。きっと対面であったなら間違えなかったはず・・・。この通称「石尾君事件」は石尾ゼミの伝説として、今後も語り継がれていくのでしょう。彼は元気にしているでしょうか。

とにもかくにも、楽しい合同ゼミでした。

法学類3年 S.A.

※初出時、最後の文章の句点が2つ続いておりました。お詫びして訂正します。(2022年1月25日15時5分)

イレギュラーな編集後記:
ネタがありません

ときどき、ダミーテキスト(dummy text。全体のレイアウトを決めるためにとりあえず入れておく文字や文章。filler textとも)が残っている放送や印刷物などがSNSなどで取り上げられますが、これはダミーテキストではありません。本当にネタがないのです。

平年はさまざまなイベントや合同ゼミなどが開催され、それをご寄稿いただいている(法学類月報の半分は皆さんの優しさでできています)のですが、御存知の通り、このコロナ禍で多くのイベントが開催中止や延期を余儀なくされています。そんなわけで新年第一号から締まらない紙面になって申し訳ないのですが、スペースを埋めるために編集後記という名の与太話と相成りました。

編集といえば、この法学類月報は句読点として「、」「。」を使用していますが、公用文では従来のコンマ読点「,」から「、」に改めるよう、先日、見直されました。私は(従来の)公用文に揃えてコンマ読点派だったので、この機会にIM(input method)の設定を改めました。皆さんは普段どちらをお使いになっていたでしょうか。

さて、スペースもいい感じに埋まりました。今年は無事にネタが集まりますように。

 


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