法学・政治学専攻オリエンテーション
2025年4月4日(金)14時より、この4月に法学・政治学専攻に入学した6名に対して、カリキュラムや履修登録の方法等を説明するオリエンテーションを開催しました。以下、その際の研究科長挨拶を掲載します。
「法学研究科へようこそ。これからの2年間、ともに法学・政治学の研究を進めていけることを大変嬉しく思っております。
さて、大学院において最も重要な課題は、修士論文の執筆です。論文を執筆するためには、まず研究課題を設定し、それに関連する先行研究を丁寧に読み込んだうえで、自らの仮説を立て、論証を重ねていくというプロセスが求められます。このような研究の訓練は、特に現代社会においてこそ重要です。自分にとって都合のよい情報だけを選び取り、それによって考えを固定してしまうような姿勢では、真に意味のある学問的成果を得ることはできません。
みなさんには、大学という研究環境を十分に活用していただきたいと思います。幸いにも日本では学問の自由が保障されており、異なる立場の意見に耳を傾けながら、さまざまな文献を読み進めていくことが可能です。そのうえで、少しでも説得力のある論文を完成させてください。その際には、私たち教員を積極的に活用してください。常に相談を重ね、アドバイスを受けながら研究を進めていただければと思います。私たちは、研究に意欲をもつ院生の皆さんを心から支援いたします。
それでは、これからの2年間、どうぞ精一杯頑張ってください。」(足立英彦)